テクニカル分析の基本でシンメトリーによる値幅分析を紹介しました。
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利確の位置はどこにある?【シンメトリーを探すチャート分析】
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今回は主にこの対称性と対称性が崩れたあとの値動きについてドル円の長期足チャートから考えてみます。
では、長期の分析なので月足から見てみましょう。
対称性に注目してチャートを見る
初動波は緑線を超えた2013-2016年あたりにかけて形成された50円近い値幅の波になります。
その後いったん下降しますが安値を割れず(赤線)インサイドバーとなり、足組でレンジ高値(青線)を更新されたところ(緑丸)から長いレンジを経て大きく上昇しました。
現在10月末ですが、あと日足1本で10月の月足が確定します。日足でよほど強い上昇がなければ上髭陽線になります。
値幅的な対称地点となる152円付近ではそれなりに売り物が出た、あるいは買われなかったということになるでしょうか。
いずれにせよこの価格帯が意識されているということになりそうです。
ただ、この対称地点に到達したからといって必ずしもトレンド転換が起こる訳ではありません。
対称性が崩れた場合には2番目が長い波の3段上げになることもあります。
このタイプの3段上げになった場合も2波目(上図だとB)を中心として新たに対称性が形成される場合が多いので続伸を狙ってみてもよいかもしれません。
FXや株価指数では値幅の対称性が意識されやすい印象があります。
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まとめ
値幅の節目に到達したようです。
ここから対称性を超えてくるような買いが入ってきた場合にはもう一段高あるかもしれませんね。
N値計算は値が止まりやすい場所を示してくれる場合が多いですが、トレンド転換するかどうかはその後の経過をよく見る必要があると思っています。
値幅についてはフィボナッチ比を使って計算することもできます。
「フィボナッチブレイクアウト売買法 高勝率トレーディングの仕掛けから手仕舞いまで」ではトレードでのフィボナッチ比の使い方が解説されているので興味がある方はチェックしてみてください。
このブログでは主にテクニカル分析について発信していますが、ファンダメンタル分析ができるとエントリー精度が上がると思います。
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それでは本日もよいトレードライフを!